「スクラップ・ヘブン」

mizuka082007-12-14

面白かった!!
ここ最近見た中での、ベスト5に入ります。
結構感動しちゃいました。


無鉄砲な無法者役のオダジョーがハマり役。
派手な服装に、ドクロマークのスリッパ(?)かっこいいです。


主役の加瀬亮の演技も素晴らしく、良かったです。
オダジョーとは全然タイプが違うけど、格好良かったよ!


栗山千明も適度にスパイスが効いてて良かったです。


精神病でトイレ掃除人のオダジョーと、刑事の加瀬亮が、バスジャックの被害者同士として出会い、
再会した後に二人で、復讐代理人を始める…という話。


オダジョーの台詞がなかなか良いです。
「世の中痛みを想像出来ない奴らばっかりだ!!」とか。
台詞だけ聞くとそんなに深くないですが、映像と一緒だと、胸がえぐられる感じです。


最後は何が合ってるのか、誰が間違ってたのか、混乱します。
そして最後までフォローはありません。
はっきり言って、胸がムカムカした最悪の気分で見終わります。


でもね…、それがイイ!!
なかなか良い終わり方でした。


あの時、加瀬亮が違う道を選んでいたらどうなっただろー?…などと想像して楽しめます。


映像も、荒んだ感じのする警察署内とか、ドロドロに汚いトイレとか、赤と青の対比させた背景とか、
凝った舞台が、更に気持ちの悪い感じに拍車をかけていて、本当、凹みます。(←誉めてます)


でも、ハッピーエンド以外の映画は見たくない!…という方は見ない方が良いかも??