塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」

mizuka082006-11-07

塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」を読んだ。


大分前に読んでいたのを再読。
なんとなくは覚えてたけど、新鮮に読めた。笑


ビザンティン王国の最後とトルコ軍の若き王、スルタン・マホメッド2世の書き方が素晴らしい。
東ローマ帝国の最後。
日本人にはあまり馴染みのない王国だと思いますが、世界史という観点から見ると非常に重要な帝国であった気がします。
もちろんキリスト教にとっても。


一つの国が滅びる瞬間は想像でしかないですが、こうやって本で読んでみてもとてもドラマティックですな…。
特に塩野さんは、いろいろな立場の人物から見たストーリーを書いているので(もちろん実在の人物)より楽しめます。


マホメッドは若いのにすごい!
21歳でビザンティン帝国を滅亡させちゃいます。
自分が21歳の頃は…なんて埒もない事を一瞬考えちゃいましたね。。。トホホ。
でも、こうやって実力も運もある、傑出した人物によって歴史は変えられていくのですね。


ギリシャ旅行に行ったので、再読してみましたが、大変勉強になりました。
学校の授業では習えない世界史。
非常に楽しいですな☆