沈黙・アビシニアン 古川日出男

mizuka082007-11-01

久々に小説です。
やっと読破しました。
電車通勤がなくなってからは、本を読む時間がグッと減ってしまいました。
家では、あまり頭を使いたくない為、漫画ばかり読んでいるので…。
活字中毒でしたが、治ってきちゃったのかも…。


「沈黙」と「アビシニアン」という、同じ世界の全く違う場所の話です。
一部、ちょっとだけリンクしてますが。
まぁ、でも違う話です。


「沈黙」の出だしがものすごく好きでした。
ずっとこの調子なのかと期待しましたが、出だしだけでした…。残念。
この方の文章だと、現代より、昔の話とか、異国の話の方が雰囲気が出るんじゃないかな…などと思いました。


やたら難しい言い回しなどを使ってます。
それが、現代っぽくなく、ノスタルジックないい雰囲気なのです。
…でも、基本ずっと現代の話でしたけど。


この一冊では、作者の事がよく分からなかったので、他の本も読んでみたいと思います。
実はもう購入済み。
でも、読めるのはいつになるだろうね……。
趣味は「読書」…という事より「積む」事かもしれない…。