うつくしい子供

石田衣良の「うつくしい子供」を読みました。

石田衣良って有名だから、一冊読んでみるかー…と思って、適当に買ってみた本です。笑
処女作が「池袋ウエストゲートパーク」でその後もドラマ化されまくってて、本人もテレビ出まくってて、オフィスもめっちゃ綺麗で…ってなんだかすごすぎる。
最初から成功を約束されていたのか！？…なんて疑いたくなってくる。
一体何者？
小説家になる前はコピーライターをしてたらしい…。
最近はすっかり芸能人みたいになってて、コメンテイターばっかりやってるけど、本人がやや格好良いせいかあんまりイヤなイメージもなく（笑）、本を読んでみました。

とても読みやすかった。
スラスラ読めたし、なかなか面白かったです。
神戸の「酒鬼薔薇事件」を彷彿とさせる話なんですが、暗い感じの話でもなかったし。
でも、殺人の動機とか、最後のオチが漫画的でどうなのかな？…と。
それまでものすごく現実的な話だったのに、後半が現実離れしてました。
やっぱり、映像向きなのか？
映像になるのを意識してるのか？（邪推）
でも、その違和感を別にしたら、それなりに面白かったです。

少年犯罪とそれに対する世間の対応を読者に問う！…みたいな感じなんですが、個人的にはそこまで心に残るようなストーリーではなかったのですが。
それは個人的な趣味の問題だけど。

表紙とタイトルが”うつくしい”なぁ…。