「雨天炎天」

mizuka082006-10-03

村上春樹の「雨天炎天」ギリシャ・トルコ辺境紀行 を読んだ。


前にも一回読んだ事ある本だったけれど、ギリシャ旅行に行っている間に改めて
読んでみた。
実際にギリシャで読むと臨場感があって、前回以上に楽しんで読む事が出来た。


女人禁制の地、アトス山での数日間の話。
もちろん私はアトスで読んだ訳ではないけれど。


世界中に何カ所ぐらい女人禁制の地があるのか知らないけれど、なんとなく時代
錯誤的な感じがして変な気がする。
でも、村上春樹じゃないけど、私はそういう場所があっても構わないと思う。


人間が管理出来る範囲の全ての動物も雌はいないらしいです。
例え私が男でも一生行かないような辺境を伺う事が出来て面白い。



トルコの方は読んでいて暗い気持ちになった。
どの町も暗くて、複雑なトラブルを抱えていて、偏屈な感じがした。
でも、自分とは全く違った世界で、それを普通だと思って生活している人々がい
る事が改めて分かって面白い。(当たり前の話だけど)